沢村賞

tanaka

 

今年の沢村賞が決まりました。

ご存知の通り、楽天イーグルスのエース、田中将大選手。

24勝0敗1セーブ、史上初の無敗の最多勝投手。

選考はもちろん満場一致で10分もかからなかったとか。

ちなみに沢村賞には選考基準があるそうで、

登板数25試合、完投10試合、15勝、勝率.600、
200投球回、150奪三振、防御率2.50の7項目。

これに対して今年の田中選手の成績は、

登板数28試合、完投8試合、24勝、勝率1.000、
212投球回、183奪三振、防御率1.27、

完投数のみわずかに及びませんでしたが、まさに圧巻の成績でした。

まさに「マー君 神の子 ふしぎな子」です。
(もうマー君ではなくてマー様かな?)

彼のすごいところはその数字以上に

ピンチでの強さ、気持ちのタフさではないでしょうか?

よく彼を評して「ギアチェンジができる選手」という言い方をします。

ピンチになればなるほどその強さを発揮する、

気迫を全面に出したそのプレースタイルに

魅了されている野球小僧も多いことと思います。

また、彼の恩師でもある野村元監督は今年の楽天、また田中選手を、

「自己犠牲というか、絶えずチームのために何ができるかを考えている、
それが今年の楽天、そして田中の強さを裏付けている」
「以前の楽天は寄せ集めの負け犬集団だった、
すぐにあきらめ、いつも問題を他の誰かのせいにしていた。
強いチームというのはその正反対の集団であって、それが今年の楽天。」
と言っています。

エース田中を擁した楽天イーグルスは

創設9年目にして悲願のリーグ初制覇をしました。

沢村賞授賞式でのインタビューで

高いパフォーマンスの秘訣を尋ねられた田中選手は

「ガマンするところはガマンする、やる時はやる」と

シンプルに答えたのは非常に印象的。

ガマンして蓄えた力を必要な時に一気に解放する。

それも絶えずチームのためにという前提で・・・。

野球小僧達にぜひぜひ見習って欲しいお手本の一人と思います。

現在日本シリーズで奮戦中ですが、

オフには大リーグ挑戦も予想されているようです。

個人的にはドラフト1位の桐光学園の松井君が

彼から直接いろんなことを学んで欲しいと思ったりもするのですが・・・。

tanaka2

 

 

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