2003/05/03 1,2回戦  5/3日 北野グラウンド
1回戦
福生 0 0 0 0
八王子 13 4 × 17
バッテリー 佐藤−松橋
(本)佐藤1,2号(満塁)、松橋1号、土田1号


きしくも、3/16日春季大会一回戦(神宮球場)と同じ対戦相手となった。
前回は13−3の4回コールド勝ちであった。
正攻法では、勝ち目なしと考えたか、福生Lはエースを立てず、軟投派ピッチャーを刺客として、送り込んできた。
しかし、八王子の豪打が爆発し、3回コールドとなった。
圧巻は、ピッチャー佐藤新。
9アウト全て三振、唯一のランナーは四球、という快投を演じながら、打っては、満塁ホームランを含む2HR6打点と大車輪の大活躍。
やるやる、とは聞いていたが、ここまで凄いとは。
         
2回戦
墨田 0
1
6 0 1 0 8
八王子 1
0 0 8 5 × 14
バッテリー 土田(3)、竹内(3)−松橋
(三)戸田


1回戦がやや緊張感を欠いた試合となり、ベンチとしては、選手の士気をコントロールするのが難しい試合となりそうだった。
先発は、剛速球よりも、制球力重視のピッチングフォームにマイナーチェンジ中の土田だったが、3回に入り、1,2回の順調さがウソのような、
「若殿様のご乱心」もどきで、四球でランナーを溜め、おきにいったストライクを痛打されるなどして、あれよあれよ、というまに、まさかの6失点。
さすがの辰川監督、五味コーチも、嵐が過ぎさるのを待つことしかできなかった。
取られたら取り返すのセオリーから、期待された3回裏の攻撃も、頼れる不動の4番、戸田までがゲッツーをくらうなど、ムードは好転しなかった。
そして、ベンチが賭けに出た。
4回からマウンドへ送ったのは、誰もが「あっと驚く」キャプテン竹内。
管理人、八王子リトルにお世話になって約1年ですが、彼がマウンドに上がったのを見たのは、4/29日のシートバッティングが初めてでした。
マイナーでは投げていた、とは聞いたことがあるものの、びっくり。
しかし、この男がやってくれました。
しなやかなフォームで好投し、「俺についてこい」ばりの、強い気持ちがナインに伝わったとたん、4回裏に打線が大爆発し、そこまでやるか、ってぐらい、打ちまくり、大逆転。
また、佐藤(瑞)、久嶋(介)がいい仕事をし、上位へしぶとく繋げたことも大きかった。
今後、3回戦以降に向けて、この試合で得たものは大きかったはず。
エース土田もリベンジに燃える、いや、燃えすぎず、スイスイと投げれば良いのだ。
恵まれた体格、長いリーチ、球威、男前、どれをとっても一級品なのだから。
最後の夏季大会、1フアンとして、笑って楽しく投げてほしいでござる。
マリナーズの長谷川も笑って投げて、かえって力めず、威力のあるボール投げてるぞ。
いずれにせよ、この試合で一つになった八王子の躍進は楽しみであーる。

また、忘れてはならないのはマイナーの選手・指導者・ご父兄の方々も八王子リトル一体となって応援いただいたことです。ありがとうございました。
この苦しい試合の教訓と、心強い声援をいただいたオールスターの選手達はさらに上を目指して頑張ってくれるだろうと思います。

辰川監督
「前の試合のこともあったから、選手を引き締めなければとは、思っていたんだが。
3回は、大型ハリケーンが通過したから、へたに動くと怪我するし、高い授業料を払った気分だったが、今後のことを考えて、エース土田にくれてやった。
いい勉強になったはず。
竹内のハートに賭けたんだが、よく応えてくれたよ。
下位打線が底力を発揮して、上位へつないでくれたことは、良かったな。」

5/11日 調布グラウンドにおいて、東大和Lと3回戦を戦います。
    
2003/05/11 3回戦  5/11日 調布グラウンド
八王子 0 0 2 0 0 0 2
東大和 0 0 0 0 0 0 0
バッテリー 佐藤(新)−松橋
(二)佐藤(新)


今大会は各リーグとも投手のレベルが高い。
その中でも屈指の右腕エースを擁する東大和との対戦だ。
先攻をとった八王子は外角へコントロールされた伸びのあるストレートとカーブのコ ンビネーションに翻弄され1.2回と凡退を繰り返す。一方、今や八王子のエースの座をもぎ取った感のある佐藤新がこれまた相手のエースに負けず劣らず快調な立ち上がり。
なかなか打ち崩せない。これはひょっとしたら?と暗雲が立ちこめ始めた3回表。
得点のチャンスを作ったのは2回戦で大逆転の立役者の下位打線だった。まず8番久嶋が2・3と追い込まれながらもよ〜く粘って積極的な四球を選び、この試合初出塁。
続く9番佐藤瑞はバントは失敗するものの、きっちり進塁打でランナーをスコアリングポジションへ。1番に返って先頭竹内も、ランナーが出て球が上ずり始めた相手ピッチャーから四球を選び1・2塁。ここはセオリー通り2番がきっちり送ってクリーンナップへ…と笹野はバントの構えからコツン。うまく転がしたが打球はピッチャー正面へ。
まずい!3塁でランナー憤死かと思った矢先。これが野球の恐いところ。3塁へ投じた送球は悪送球となりレフトファールゾーンへ転々と転がり、2塁ランナーはもちろん1塁ランナーまでもホームインし、なんとノヒットで2点をもぎとってしまったのだ。
イケイケムードだったが、この後クリーンナップが凡退したため、この2点が決勝点になった。以後唯一のヒットを打ったのは何と佐藤新の2ベースのみだった。
2回以降、佐藤新は毎回フォアボールを出し、ピンチもあったが低めをついた投球が4・6・3のゲッツー、またあわやセンター前タイムリーになりかけた打球も良いポジショニングで好捕、相手ランナーの飛び出しでまたもやゲッツー。
一人のランナーも出せない2点を守り抜くべく最終回裏。
1死後、三遊間への鋭いゴロが飛ぶが、今日決勝点のホームを踏んだ久嶋が華麗なショートバウンドで好捕。
東大和の野望もここで力尽きたのである。
この試合で両チームの選手達とも勝ち上がる程に一球の重さや、守りの大切さをよ〜く噛みしめただろう。バックを信頼し、もくもくと自分のピッチングをし続けた八王子の6年生ピッチャー佐藤新。ヒット1本で負け投手にはなったがベストピッチの東大和のエース。両投手ともにナイスピッチング!
八王子は次がベストエイトで春季大会のリベンジ、調布戦が待っている。相手がどんなチームであろうとも、この1・2試合の経験は大きな自信や勇気になったはずだ。
結果を怖れず、思い切りの良い積極的な試合を期待する。
(できれば打ち勝ってほしいな。マイケルT)

今回は素人ではまねできない、素晴らしい特殊写真が届きました。
こりゃ、ご子息が卒団されても、ぜひ、八王子リトルは、そのお力をお借りしなければ。
                 
2003/05/18 準々決勝戦  5/18日 調布グラウンド
八王子 0 0 0 0 0 0
調布 5 3
1 0 × 9
バッテリー 宮崎(1)、竹内(3)−松橋

春のリベンジを胸に臨んだ調布戦だったが、調布は当面の相手を府中に照準を合せてきているようで、調子を落としている土田に替わって先発のマウンドに立った6年生ピッチャー宮崎に鋭いスイングで襲いかかる。宮崎も真っ向勝負で頑張ったが、この時期の1学年のパワーの差は歴然で、初回9人攻撃で5点のビハインド。
攻撃陣も、今大会府中の田中と1.2を争うピッチャー溝口の快速球と低めのコーナーにきっちりコントロールされたカーブのコンビネーションに三振の山を献上、出塁はヒットの佐々木、佐藤瑞のヒットと2四球では攻撃の糸口もみつからない、見事なまでな完敗だった。

辰川監督の話
「完璧な負け。良いピッチャーからそうは点を取れないという典型の試合。野球は点取りゲーム、北野に戻って打ち込みだ!負けてしまったことをくよくよしていても始まらない。来週の敗者復活戦から気持ちを切り換えて、調子のいい佐藤新と、復活しつつある土田の二本柱で第二代表決定リーグ戦へ突入だ!」とサバサバ…

選手達もこの試合の経験で上位を狙うには普通にやっていては勝てないと感じたようで、今週は平日も合同自主トレでミニキャンプを敢行。再出発を誓いあった。
(マイケルT)
マイナーから、きしくも左手負傷のレギュラー二人が応援にかけつけました。
            
2003/05/25 敗者復活Cグループ5、6回戦  5/25日 北野グラウンド
東大和 0 0 1 1 0 2
八王子 1 3 0 7 × 11
投:佐藤新・捕:松橋
HR:土田2号
(5回コールド)


敗者復活戦があるこの夏季大会は、何の因果か不思議なドラマを演出する。
今日の相手は本戦3回戦で1安打で勝利した同じ東大和リーグだ。東大和にとっては負けた気がしない3回戦のリベンジに燃える願ってもない組合せだっただろう。
そしてマウンドに立つのは前回と同じ佐藤新だ。自信に満ちあふれた佐藤新は初回から小気味の良いピッチングで東大和打線を抑える。
一方、八王子打線は初回裏1死満塁の大チャンスで攻め立てるが、満塁は点が取れないとよく言われるように、1点止まり。またも佐藤新が登板するときにはなぜか点がとれない…。ベンチ・応援席に緊張感が走る。
そんな空気につつまれかけていた2回裏1死後、ヒットと四球で訪れた1・2塁のチャンス。新平が投げてる時は絶対に打ってやると意気込んで打席に立った3番土田。内・外と2球見送った3球目、ヤマをはって振り抜き、快音を残して高く舞い上がった打球はあわや散歩道まで届くかという、どでかいライトオーバー3ランHRに!
暗雲が立ちこめてたベンチが一気に盛り上がった。ここまで防御率0.00の佐藤新にとって4点のリードはこの上ないプレゼントになった。3・4回と1本づつソロHRを打たれ2点差まで詰め寄られるが、もはや勝ちムードの八王子打線は東大和の継投策をモノともせず、容赦なく攻め立て4回裏には大量7点をもぎ取り、コールドで圧勝した。

辰川監督談
「2回の土田の3ランホームランはカ・ン・ペ・キ!飛距離も大きいが、敗者復活初
戦のあの場面で出たのはチームにとっても、ものすごい大きなホームランになった
ね。その後のウチにぐっとムードを引き寄せたから、とにかく大きかった。新平も一発
病がちょっとは出たが要所を締め、そこそこのピッチング。よくやったよ」とご満悦。

取材 マイケルT

八王子リトル、愛の3分間劇場
1点リードの緊迫した場面、A作が放った3ランホームランは、6年生ピッチャー佐藤S平を援護する効果的な一発だった。
A作がダイヤモンドをかみしめるかのように走っているその時、その姿を見ながら、まわりをはばかることなく、泣きじゃくる選手がいた。
それに気づいた白井事務局次長は、6年生にして、新宿2丁目街道に走っては、ご父兄に申し訳ないと、あわてて近寄り、事情を聞いてみると。
R於君いわく、「尊敬するA作先輩は、ここのところピッチングの調子を落とし、責任感から一人苦しみ、人知れず努力をしていることを知っていました。
それで、つい。試合中なのに申し訳ありません。」
白井事務局次長、「そうなんだ(ホッ)・・・・・・ ほろりもらい泣き」
男の中の男、A作はそういう男なんです。
この話を後で聞いた、監督・コーチ「指導者やってて良かった!!」
6回戦
八王子 0 0 2 0 3 0 5
足立 0 0 0 0 1 0 1
土田−松橋
(ニ)佐藤瑞、佐々木
 

この試合、八王子にとっては敗者復活Cグループ代表決定戦行きを賭けた一戦であり、辰川監督がこの大一番でマウンドを託したのは、エース復権に賭ける土田であった。

周囲の期待と不安を一身に背負ってマウンドに立った土田は、見事にマイナーチェンジを果たそうとしていた。そう、制球力重視のピッチングだ。
無理やり三振を取りにゆかず、バックを信じ打たせて取る姿勢が今回ははっきりと見られた。
結果的には四球は7個と少なくはないが、連続四球が激減(1度のみ)し、要所を締めるピッチングを展開。
ピンチは唯一連続四球を与えてしまった5回の無死満塁のみ。
ここでも、一死後の不運なポテンヒットによる1点に切り抜けている。
打たせてとることを心掛けたとはいえ、6回を完投し三振を9個奪うあたりは流石である。
エース復権の日は近いと確信した。

さて、エース復権に賭ける土田の好投を援護したい攻撃陣であるが、3回表、二死ながらライト前ヒットで出塁の主将竹内を二塁に置き、4番打者戸田がセンター前に運び1点を先制。
その戸田がワイルドピッチで3塁へ進塁し、続く5番佐々木の内野安打でホームへ帰り更に1点、合計2点を奪い試合を有利に進める。

そして、5回表二死ながらランナー1.2塁におき、こちらも怪我からの復活を目指す5番佐々木が変化球を上手く合わせ、あわやHRかと
と思わせるレフトオーバーツーベースを放ち、まず2点を追加。
続く6番女房役の松橋がセカンド後方に落とし、合計5点をリードして、勝利を決定づけた。

又、対戦相手の足立リーグは好守のチーム。
持ち前の素晴らしい守備で、八王子は序盤のチャンスを潰され、波に乗りきれなかった。
その闘志溢れる守備を俺達は忘れないぜ!

今回の勝利で、Cグループ代表決定戦進出を決め、来週はお隣の日野リーグと代表の座を競うこととなった。
がんばれ八王子!上潮ムードだ!
選手・監督コーチ・事務局・父兄 総動員体制で勝ちに行くぞ!

(辰川監督談)
土田のマイナーチェンジが成功し、チームを勝利に導いた。球威は今一つだったが、NEWピッチングスタイルも悪くないね。更なるフルモデルチェンジを楽しみにしている。
本来の力の30、いや20%だけど、もがきながらも完投したことは、大きいね。
打では、地味ながら4番戸田の先制タイムリーが良かったね。
あとは誰だったかな……ああ、そう言えば5番佐々木の2点タイムリーもまあ良かったんじゃないの。

取材 早見優一
2003/06/01 敗者復活Cグループ代表決定戦  6/1日 武蔵府中グラウンド
東京日野 0 1 1 3 0 1 6
八王子 1 0 0 0 0 0 1
投:佐藤新・捕:松橋
HR:土田3号
(全日本14人ルール)


オールスターチームは、リーグ戦目前で世界への夢を日野Lに打ち砕かれてしまいました。
しかしこの悔しい経験は彼らの人生になんらかの形で必ずや役に立つと確信しております。
皆さん、応援本当にありがとうございました。

本戦、敗者復活戦を経て約一カ月、今日で7試合目だ。
中一8人・6年7人と、決してメンバー的に恵まれているとは言えない八王子は、一戦一戦ごとにたのもしく成長してきた。
前日からの大雨で約2時間遅れ、グラウンドコンディションも決して良いとは言えない中、気合を何度も入れ直しての試合開始。作戦通りキャプテン竹内が後攻をひきあてる。
満を持して先発した佐藤新は、好調を持続し1回表を無難に終える。
さあ攻撃だ。
しかし2年ぶりのリーグ戦を目前に大きく立ちはだかったのは日野リーグのエース建部君だった。
切り込み隊長竹内と成長著しい2番佐藤瑞も、精密機械のような鋭い変化球と、外角にきっちりコントロールされたストレートの前に、あえなく凡退で2アウト。
ここで「デッカイの頼むぞA作!」の声援が止むか止まない初球、積極的に打って出た打球は、ドンズマリながらセンターバックスクリーンへ。
力でもっていく先制ソロホームランになり八王子のベンチや応援席が沸き返る。
この上ないすべり出しで試合の主導権をにぎりかけたのもつかの間、2回3回と日野の14人ルールで前半に送りだされる代打陣の、
軟らかいグラウンドに巧妙に転がすバント攻撃に内野陣が浮足立ち、じわじわと得点され4回にはホームランを浴びてしまう。
八王子もライトの守備で途中交代で出場した繁在家が、イチローばりの超ファインプレーで、チームを盛り上げるが、エース建部君から5点をひっくり返すのは並大抵ではなく、終わって見れば初回の土田のホームランが、唯一のヒットだった。

マイケル T

(辰川監督談)
とにかく力負け。でもこのチーム状況で7試合もやって、よくぞここまで来たと思う。
選手達はよくやった。ローテの軸で頑張った新平は、チームで一番伸びたんじゃないかな。
悔いが残らないとは言えないが、切り替えて、中一は残りのあおしん杯・理事長杯、早上りが多い6年生はその後の西東京大会・秋季大会に向けて、気持ちも新たにチャレンジしていこう!

HP管理人より
「世界を目指す!!」
ここまではっきり言い切れる、最近の小学生が持てる夢って、そうはないですよね。
しかし、リトルリーガーなら、誰もが持てる夢ではありますが、それだけに現実は厳しいものです。
マイケルのリポートにもあるように、東京代表(2チーム)に上り詰めるには、中一8人・6年7人でも、苦しい場合もあります。
でも、選手たちの野球人生は始まったばかり。
大きな夢からスタート、努力できるということは、うらやましい限りです。