ミズノ杯夏季大会1回戦。この試合に敗れると中1はリトル卒団となります。

青森行きの切符をかけての一戦は、悔しい敗退により東日本大会本選への出陣は叶いませんでした。

投手陣はよく踏ん張りましたが、満塁のチャンスを三度もつぶしてしまっては勝ち切れません。

ここぞというときに見逃し三振が目立ちました。知り合いの英語の先生に聞いたことがあります。「ストライク!」というのは、「打て!」という意味もあるそうです。審判が「ストライク」とコールしたということは、「お前、なんで打たないんだ!」という意味が含まれているそうです。これからの人生、せめて、バットに当たらなくても、思い切りバットを振る人生を送ってほしいと思います。

帰りがけ、車の中で息子にこう聞きました。

「お前、リトルに入団してよかったか」と。

息子はこう答えました。

「入団してよかったよ。リトルで頑張ったから足も速くなったし、いろんな経験もできて自分自身、成長できたと思う。なかなか試合には出られなかったし、下級生にも負けていたし、三振ばっかりで、監督やコーチの期待にはこたえられなかったけど、自分なりには頑張ったと思う。最初はついていくのもやっとだったけれども、最後の方は練習自体が楽しかった。できなかったことができるようになったし、自分がうまくなっていくのが実感できた。もっと早く入団していればよかったな。でも、一打逆転、あの満塁の場面で『代打○○』と自分の名前が呼ばれず、他の選手が呼ばれたときに、自分が頑張り切れなくて、チャンスをくれたのに結果を残せなくて信頼を得られなかったから、あそこで名前が呼ばれなかったんだと思った。結局、最後の試合で全く出番がなかった、そのことについては残念だけど、納得している。だから、次のステージではあの時に『代打○○』と監督やコーチに言わせなかったことを後悔させるくらい、今以上に野球を頑張ってみたいなと今は思っている」

「あいつらと野球するのは、今日が最後なんだと思うと、すごく残念だし寂しい。どこかで、会えるかな、対戦できるかな」

父としては、その言葉を聞けただけでリトルに入れてよかったなと思っています。

監督・コーチ、指導者の皆様、ありがとうございました。

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